
佐藤代表がコロンビアに赴き、ALISのトレーニングを行いました。CCCM(コロンビア地雷反対運動のNGO)のサポートのもと、3日間の訓練を無事に終えました。



佐藤代表がコロンビアに赴き、ALISのトレーニングを行いました。CCCM(コロンビア地雷反対運動のNGO)のサポートのもと、3日間の訓練を無事に終えました。
弊社の「ALIS」が優秀賞を受賞し、授賞式が都内で行われました。こちらの画像は日刊工業新聞社様の提供によるものです。
中小企業優秀新技術・新製品賞の詳細ページはこちらです。※日刊工業新聞社様の受賞作品ページに遷移します。
第37回 中小企業優秀新技術・新製品賞 [ 主催:(公財)りそな中小企業振興財団/日刊工業新聞社 ] において、「ALIS」が「優秀賞」を受賞しました。
金属探知機とGPR(地中レーダー)を組み合わせたALIS(エーリス)は操作員が手で持ち走査する小型の地雷検知センサです。金属探知機は地下に埋もれた金属を検知するセンサですが、GPRは対人地雷のプラスティック容器の形状を電波の反射を利用して画像化するので、金属探知機の反応が地雷かそれ以外の金属片によるものかの判断を掘削せずに行えます。従って金属探知機だけを使うのに比べて格段に作業効率を上げることができます。
中小企業優秀新技術・新製品賞の詳細ページはこちらです。※日刊工業新聞社の受賞作品ページに遷移します。
令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者の決定等について 文部科学省HP https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01503.html
文部科学省では、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた
者を、「科学技術分野の文部科学大臣表彰」として顕彰しています。令和7年度科学技術
分野の文部科学大臣表彰・科学技術賞(開発部門)を弊社代表佐藤源之(㈱ALISys代表取
締役社長、東北大学名誉教授)が受賞いたしました。
開発部門は、我が国の社会経済、国民生活の発展向上等に寄与し、実際に利活用されて
いる画期的な研究開発若しくは発明を行った者が対象です。
受賞内容
業績名:「地雷検知用デュアルセンサー技術の開発」
概要:地雷被災国における地雷除去活動は、多くの国において予想以上の長期にわたっていま
す。またウクライナでは戦争が終結しても地雷除去には30年以上かかり、復興の大きな妨
げになることが懸念されます。そこで費用対効果を高める効率的な地雷検知技術が求めら
れています。
本開発では、従来地雷検知に利用されてきた金属探知機に地中レーダーを付加するデュ
アルセンサーに、手動ながらセンサーヘッド位置を追跡する機能を持たせることで、合成
開口レーダー処理による地中埋設物の3次元可視化ができるハンドヘルド型センサーを完
成させました。
本開発は佐藤代表が東北大学在籍中の研究成果に基づき、㈱ALISysを創設し、デュアル
センサー「ALIS(エーリス)」として商品化につなげました。
本開発により、地雷原において操作者は金属探知機で地中の金属を検知した後、埋設物
の形状を地中レーダーによって可視化することで地雷と金属片の識別を即時に行えるよう
になりました。この技術は地雷除去作業の迅速化、安全化を進めることに貢献します。こ
れまで国産地雷検知センサーがODAや国連を通じて海外に供給された例は過去にありませ
んでした。
本開発によって完成したデュアルセンサーALISは、ODAなどにより、カンボジア、コロ
ンビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ラオスを含む地雷被災国に供給されており、これら
の国々における人道的地雷除去活動に加え、ウクライナにおける地雷除去に寄与していま
す。
佐藤代表は今月もカンボジアへ。ALISの新しいソフトウエアを使用し、テストとトレーニングを実施しました。
また、外務省HPによると、【2025年3月20日、カンボジア王国の首都プノンペンにおいて、駐カンボジア日本国特命全権大使とカンボジア副首相兼外務国際協力大臣との間で、カンボジアに対する「経済社会開発計画(地雷除去機材)」及び「カンボジア地雷対策センター訓練施設及びアウトリーチ施設建設計画」の贈与額限度額の改定に関する交換公文に署名しました。】とのリリースがありました。今後もALISが地雷除去に役立てられることを願います。